渡り鳥の宿命

思い切って“断捨離”しました - 村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト

これまでの引っ越し回数

木造長屋社宅からアパートの社宅へ

アパートの社宅から一軒家

一軒家から百合丘の兄のアパートへ居候10か月(6畳間が寝室、昼間は部屋なし)

自分で部屋を借りる(綱島)

公団が当たる(町田)

職場の近くへ(戸越公園)

実家へ

実家から東府中へ

東府中から麻布十番へ

麻布十番からネイプルスへ

2部屋から1部屋へ(ネイプルス内)

ネイプルスからオーランド(ユニバーサルの近く)へ

ユニバーサルスタジオの近くからカークマンストリート沿いへ

カークマンストリートからエアポートの近くへ

エアポートの近くからマイアミへ

部屋のキッチンの床が壊れ下水が溢れた為別の部屋へ移動す

るため家財道具すべて運び出し(これは無料)

マイアミからラスベガスへ

現在に至る

(これすべて移動費、レントなどがかかっています。好きで引越しているのではなく、騒音、子育ての環境の改善、などの必要に迫られて移っているのです。

自宅にずっといる人はもう何千万も貯金があって当然なのではないのでしょうか。

親のお金で大学まで出してもらえて恵まれています。私は自分で単位取得の費用をねん出したり、仕事の合間に勉強をして資格をとったりしてきました)だから偉いというわけではありませんがそれなりに苦労をしているのですがあまり表だって言うつもりはありません。

本はその都度処分し、頭の中に収めています。手元にある何年かの間に繰り返し読んだものも沢山あります。

今手元にある本は大変少ないし、渡米後の2004年後のものばかりです。

16回の引っ越しが無く大きな屋根裏部屋がある家に住んでいたならレコードコレクションや本のコレクションが沢山あったでしょうね。

ま、これも潔さの一部です。読もうと思えば図書館で借りてでも、買い直してでも読めます。

ポールオースターのムーンパレスの叔父さんのような蔵書ではなかったかも知れませんが、終生手元に置く本はこの先厳選する予定です。

でも売り払ったものは無いですね。ノブの料理本は日本で意外と高く売れました。村上レシピ、あれもご本人の承諾なしに儲けていると知り偽物臭いので売りました。

でも今はだいぶ丸くなられて、名前を使った商売も普通に眺めていらっしゃるようすで、人は変わると思います。

コルドンブルーは基本が網羅されていて売りたくないので手元に置いています。

これって料理を味わう(滅多に無いですが)時にも理解の助けになります。

こっちの人はケチャップが大好きなのですが、日本の有機栽培トマトで作ったケチャップの方が私には数倍美味しいと思います。東京オリンピックには是非日本で応援したいものです。

絶対帰るぞ!と貯金を始めています。

5年弱でどれだけ貯まるか。子供の進学資金も脇に置いて、大変です。

東京オリンピックを見ずして死ねるか、とまでは思いませんが生まれた年がオリンピックだったので、これを口実に母にも会えます。

(もう会えないと思われているようなので)

とにかく私の頭の中にはありますが、あまりにも忙しいので後日昔読んだ短編の再読の目的でめくらやなぎと眠る女を置いてあり、他の新刊は日本のamazonから直送してもらっています。でも、うさぎおいしーフランス人はちょっと置けません。(子供が大きくなったのでイラストをみてこれ何と思ったらまずいので)小説の新刊を取り寄せています。カリフォルニアのKINOKUNIYAで手に取って、納得して注文してセロニアスモンクを今読んでいます。でも仕事で勉強をしたり子育てをしたりで、気分的に落ち着きません。

これから子供も泊りがけでの行事があり、何日間かは一人で過ごせますが、やっぱり怖いです。

東京で一人だと表にしょっちゅう人が歩いているので怖くは無かったのですが、異国で一人、しかも殺人事件のあとのアパートでゆったりと本を読めるかどうかは分かりません。暗闇に視線をやって、パきっという物音におびえて、眠る為に一杯やっておしまいかもしれません。これではダメです。お化けにおびえる心を克服するためには祈るしかないのでしょうかね。

父の葬式の夜中3時に一陣の風が吹き、もしかしたらお父さんが天に昇ったのかなと思いました。もし私たちを見に来ても全然怖くは無いですね。