かっこいい女性

さまざまなキャバクラ - 村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト

またいってるわ。

昔、といっても私が34歳ごろかな、新宿のOZONEで津田晴美さんの講座を申し込んで聴いた事があります。おそらく津田さんは50歳頃だったのでしょうが、かっこいい女性はおばさんとはかけ離れていますね。そしてそのポイントは腹が出ていない、脇腹が細い。(すみません細かくて)着ているものは選んで自分の好みに合っていて自分を表現できている上質なもので、人の真似ではないし他の人が来てもああならない、という雰囲気。雑誌など関係ありませんよね。お嬢さん学校に行っていた友達も、JJなんてOLが読む本だと言っていましたが(関係ないか)私は津田さんのセンスが好きでしたが自分は真似していません。(中身もないのに出来ません、ぷぷぷ)私のような若者やおばちゃんが目をキラキラ輝かせて講座を申し込んでくるのが不思議だとおっしゃっておりました。同年代の女性でも津田さんがおばちゃんというと当然だなと思います。言ってもいい女性です。更年期だなんて存在しないという雰囲気ですね、落ち着いていて取り乱しません。私もああなりたいものだ、生まれ変わったら。

今の職場はオーナーの奥さんがいろんな雑誌を取っていて、事務所には3年や4年おくれの雑誌ばかり置いています。夏休みに最新の文芸春秋を貸してくれましたが、5日借りていただけで返す時に良かった!と独り言を言われました、借りている時期が長かったようです。根っからの惜しむタイプなんでしょう。前のオーナーも事務所のごみ箱にスーパーマーケットのビニール袋を中袋にする癖があって、毎週山のようなレジ袋を家から持参します。汚らしいので、(ごみも紙だけだし)やめてほしかったけど性分は替えられませんね。ありえないです。

そうそう、吉本由美さんと二人で講座をもった時、同じ熊本出身だったけど知り合った時同郷出身だとは知らずに、あとで知ったけどそれでも気にならなかったとおっしゃっていました。さすがアート系。

津田さんの本今でも大切に本棚に存在させています。時々開いて夫婦ともにチープにアメリカナイズされた暮らしを嘆きます。せめて残りの人生ではかっこいい年寄になりたい。ですよね。他人にかっこよく見られるという次元はもはや手遅れなので自分流に工夫して、ですけどね。

健康に気を遣い、良い水や選び抜いた材料の食材を買い、と心がけていても子供がいたら総崩れです。津田さんが中学生の女子に部屋のインテリアを提案したエピソードはとても参考になりました。もっと収入があればなあ。

弟さんはUCLAですよね。アメリカドライブの話もとても面白かったです。アルバカーキ―のジョージアオキーフの話も面白かった。子供の学校のアートでも息子は学年でオキーフ賞を貰いました。

日本でも会計事務所って似たような雰囲気だと思います。私が畑違いすぎるのだろうなとも思いますが、こちらで学歴をつけられる分野はこれが早道だったので。CPAの予備校にも行きましたし、ビジネスローの単位もグアム大で一応Aをとりましたし。

音楽で学位をとっても仕事が得られるとは思わないし。いつまでもこの次元でうろうろするのはお金の無駄だと思いさっと切り替えました。

カラーコーディネーターなどの資格を馬鹿にしているとおっしゃっておりましたが私もそう思います。活躍できる場を自分で作れる力があるのでそういえるのですが。

教養、例えば深く勉強するという事は自分で図書館に行き一日中座って本を読む事でも得られる、とおっしゃいました。私もそのようにしてきました。

心に残っている言葉として、老後に老人ホームでぼけて介護士に津田さん、ほれ、津田さんと世話をやかれるのだけは勘弁してほしいと仰っていました。

痴呆老人は人としての尊厳、無いですよね。

アメリカはもっとひどい。介護士は頭をたたいたり、動物扱いらしいです。それで知り合いも金持ち老人の最後を看取る役目を担って再婚したらしいです。

私の老後なんてあるのかどうか、健康を害して早死にするようにしか思えませんが。

なるほど‥